マナブ著『億を稼ぐ積み上げ力』【所感】厳しくも暖かい

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先日、私の家にはかねてよりamazonで注文していた、

この方の書いた本が届きました。

 

タイトルは、『億を稼ぐ積み上げ力』です。

 

億を稼ぐ……?

 

一般の人からすれば「なんて胡散臭く怪しい本だ」と感じる方もいるでしょう。

 

この本は、現在トップブロガー兼youtuberで、年収にすると個人で2~3億円稼いでいるマナブさんという方が書いた著書です。

 

『億を稼ぐ積み上げ力』いったいどんな本なの?

「億を稼ぐ積み上げ力」はいったいどんな本なのか。

一見すれば誰でも簡単に億を稼げるくらいのノウハウが書かれているの?と思うかもしれませんが、そんなことは書かれていません。

<書いてあること>

  • 圧倒的に継続するための極意
  • 成長ブーストの秘訣と成功までの最短ルート
  • 稼げる人・生き残る人のマインド
  • 時代の波に先乗りするために

この本では以上4つのことが、超具体的に書かれています。

よくあるビジネス書のようにマインド面を啓発するだけに留まりません。

 

この本にはマインドにプラスして、

どう行動していくべきなのか、

なぜその行動が有効なのか、

その行動をするためには何をすればいいのか、

その行動を継続するためにはどうすればいいのか、など、

稼ぐためにこれからとるべき行動が具体的に書かれています。

 

ここまで具体的に書いてあるビジネス書ってあんまりなんじゃないかなと個人的に思います。

【所感】圧倒的に足りない「行動量」を実感

Stairs, Park, Garden, Baden Baden, Meadow, Nature

この本を読んで最も痛感したことは、私自身の圧倒的な「行動量」の少なさでした。

確かに私自身、例えば何か新しいことに挑戦しようとしたとき、その分野の本や動画を見て知識をインプットするだけして、

「あぁ、この挑戦はここが自分には向いてなさそうだな」

とか、

「こんなの無理だろう」

とか、やりもしないのにやる前から勝手に諦めていたのです。

 

もっと具体的な話をすれば、私の中で言えば例えばせどりなんかがそうです。

 

せどりはあらゆる副業の中でも特に再現性が高いと言われています。

実際私もせどりには興味があり、いくつかせどりに関するブログや動画を見て勉強していました。

 

しかし、いざやろうとしても、

「あぁ、今は以前と違いモノレートがなくなって、代わりにkeepaを使わなければならない。keepaを使うには月額固定費がかかるのか…」

とか、

「せどりなんて競争相手も多い環境だし、自分が利益率の高い商品を入手できるのか?」

などといった言い訳まがいのネガティブな感情が押し寄せてきます。結局、せどりは未だに挑戦していません。

ですが、マナブさんに言わせてみればきっとこのように迷っているだけの時間は無駄でしかないのでしょう。

とりあえず挑戦してみる。挑戦しながら、色々迷い悩めばいい。そういうことなんだと思います。

 

実際マナブさんも、著書の中で「稼げない人の思考の共通点」ということでこんなことを言っています。

 

<稼げない人の共通点>

その②:自分は行動せずに、分析ばかりしている

…(略)。行動する前に、頭で分析して、「これは〇〇でダメだ」と、

やってもみないうちから、決めつけてしまうのです。…。

その③:謎の場所で迷い続けている

例えば、ブログで稼ぎたい場合、稼げるようになるのは

「書きながら考える人」です。…(略)。一方で、稼げない人は、

始める前の設定などで、ずっと迷っていたりします。

マナブ、2020、『億を稼ぐ積み上げ力』、株式会社KADOKAWA、p166ーP168より引用

ドキっとしました。

まさしく自分です。

まさしく、せどりについてうだうだ迷っている今の自分そのものでした。

とりあえず挑戦してみて、挑戦しながらいろいろ悩み迷い試行錯誤してみる。

このマインドを持たなければならないということを強く感じました。

習慣化の能力

継続は力なりということわざがあります。マナブさん自身も、継続の鬼です。

マナブさんはかつてブログを約1000日間毎日更新していたそうです。

1年間365日毎日とかいう次元を超えて、1000日間毎日です。すごすぎます。尋常じゃない継続力です。

これを聞いて私は、

「確かにこれだけ続けたら結果も出るのかもしれない。けれどそんなに継続するのなんて到底無理だ…。」

そういう感情が芽生えました。

ですがこの本のいいところは、よくあるビジネス書と違い、具体的に継続するための方法が実体験を踏まえて述べられているところです。

マナブさんは継続のコツとして

「朝起きたら、最初にやる」

「終わるまで、他のことをしない」

これだけだと述べています。シンプルです。

もちろん、これだけ聞いても、

いやいや、それを「毎日続ける」のが結局難しいんじゃないか

と思いますよね。

ですが、この「毎日続ける」を可能にするのが「習慣化」の能力とマナブさんは言います。

「この習慣化の能力を使った結果、僕にとってブログ執筆は、

もはや『歯磨き』と同じレベルのルーティンになりました。」

マナブ、2020、『億を稼ぐ積み上げ力』、株式会社KADOKAWA、p19

と言ってます。

んなわけあるか!と叫びたくなる気持ちを抑えながら読み進めていくと、

習慣化するための方法がこれでもかというくらい超具体的に書かれています。

その具体的な方法に付随しながら、「きっとあなたはこの段階ではこういう気持ちになっています」という感情面まで具体的に書かれています

ここまで具体的に習慣化の方法が書かれていると、

最初は「簡単に習慣化なんてできるか!」と思ってたのに、不思議と

「なるほど、これなら自分もできるかもしれない」と思えてきます。

超具体的でかつ実体験を踏まえた文章だからこそだと思います。

書いてあることは厳しい。けれども暖かい

マナブさんの『億を稼ぐ積み上げ力』には、書いてあることはどれも普通の人からすれば厳しいと感じることが多いです。そこに一切の妥協はありません。

ですが、書いてあることは厳しいのに、その文章はどこか暖かく、優しく背中を押してくれているかのように感じられます

なぜなのでしょうか。

それは、かつてはマナブさん自身も私たちと同じ凡人だったからかもしれません。

マナブさん自身も、今でこそ一握りの成功者として業界からは称えられる神のような人です。

ですが、かつては本当にどこにでもいるただの凡人だったみたいです。

マナブさんも20代前半の頃は、なんの取り柄も、これといったスキルもないただの一般人だったそうです。

そんな凡人が、凡人なりに愚直に行動を毎日積み重ねた結果今の成功があるのでしょう。

そんなマナブさんの書いたこの本は、

「スキルも取り柄もない超普通の人でも、今からの行動次第で未来はいくらでも変えられる」ということを、我々に希望として届けてくれているのだと思います。

まとめ

この本には、かつては超普通の一般人だったマナブさんが、いかにして日々行動し継続してきたのか。継続し続けるためにはどうすればいいのか。具体的にどう行動していけばいいのかが、実体験を踏まえて具体的に書かれています。

そこには厳しいことも書いています。しかしそれらは特別なスキルを要するものではありません。

これを読めば、なんのスキルもない自分でも、今からの行動次第で未来は変えていくことができるかもしれないと、凡人の自分であっても希望を持てる内容だと思います。

この本を読めば、今の自分には何が足りないのか今の自分は何をするべきなのか。その道しるべが見つかるかもしれません。

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