【完全網羅】ヨルシカ全45曲紹介!あなたは何曲知っている?全曲ミニ解説付き

ヨルシカ

最近人気沸騰中の音楽アーティスト「ヨルシカ
コンポーザーのn-bunaとボーカルのsuisによって繰り広げられる徹底された世界観の構築力には、音楽というよりもまるで映画や小説のようにさえ感じさせてくれます…。

この記事では、そんなヨルシカが2021年4月時点で発表している全45曲の楽曲を全て紹介していこうと思います!!

また、それぞれの曲の紹介には簡単な解説歌詞一言ずつ掲載しています。 

「この曲は知らなかった!」という発見だけでなく、
「この曲にはこんな意味があったのか!」
「この曲とあの曲にはそんな繋がりがあったのか」

など、さまざまな発見があると思います。

ヨルシカの曲には一度聞いただけではなかなか分からないような世界観や伏線が散りばめられていますので、各曲の簡単な解説を見て新しい発見を楽しんでみてください。

それでは早速見ていきましょう!

 

※今回紹介する楽曲は、ヨルシカの中でも“歌詞のある”楽曲に限定させていただきます。
今回の記事では、以下の18つの“歌詞のない楽曲”は紹介していません。
 
・夏陰、ピアノを弾く
・飛行
・前世
・落下
・夏、バス停、君を待つ
・8/31
・7/13
・5/6
・4/10
・車窓
・湖の街
・森の教会
・海底、月明かり
・音楽泥棒の告白
・青年期、空き巣
・朱夏期、音楽泥棒
・幼年期、思い出の中
・創作

以上の曲も、どれも素敵な曲です。
作業BGM感覚で是非聞いてみてください!

※各曲の紹介は、ヨルシカが公式に発表したものではなく私個人の見解が含まれています。あくまで参考程度にお楽しみください。

数ある曲の中から特にオススメの曲を紹介した記事はこちら
【ヨルシカ】まだ知らない人へ5つの魅力と厳選おすすめ曲3選

ファーストミニアルバム『夏草が邪魔をする』より

ヨルシカファーストミニアルバム『夏草が邪魔をする』は、叙情的な歌詞と独特の世界観により、まるで小説や映画を見ているような気分になれる、ヨルシカの原点となるアルバムです。

カトレア

カトレアとは花の名前で、花言葉は「成熟した大人の魅力」、「魔力」、「魅惑的」などです。

“君がいるだけで退屈な日々がこんなにも美しくなる”そんな「君」と主人公との物語の始まりの曲であり、“終わり“でもある曲です。

君のいた世界をどこかで思っているから

歌詞の一部をそのまま引用

 

言って

Youtubeで再生回数が3番目に多い、ヨルシカの人気曲です。
一見するとかわいい曲です。ですが二番の歌詞”私実はわかってるの 君が逝ったこと”になっていることからも分かる様に、大切な「君の死」を受け入れられない主人公の曲となっています。

もっとちゃんと言ってよ 忘れないようメモにしてよ 明日十時にホームで待ち合わせとかしよう

歌詞の一部をそのまま引用

 

あの夏に咲け

とある物書きの主人公は、夏に「君」と出会い、恋に落ちます。「あの夏に咲け」には、主人公の夏の思い出が描かれています。カトレアとの繋がりにも注目。

雨の街路脇、君は立っていた 片手には赤いカトレア

歌詞の一部をそのまま引用

 

靴の花火

この曲には宮沢健治の『よだかの星』の文章が登場します。

この『よだかの星』の物語と『靴の花火』の歌の世界観はリンクしています。

今更な僕は ヨダカにさえもなれやしない

歌詞の一部をそのまま引用

 

 

雲と幽霊

この「雲と幽霊」は、「言って」で死んだ”君”が主人公となっています。幽霊となってしまったその姿で、今も生きている「言って」の少年に会いにいくという物語です。
以下の歌詞の部分が、”ヨルシカ”という名前の由来になっているそう。

このままずっと遠くに行けたらいいのにな 夜しかもう眠れずに

歌詞の一部をそのまま引用

セカンドミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない』

アルバム『負け犬にアンコールはいらない』は、“夏”と“切なさ”を感じる、ヨルシカの2ndミニアルバムです。

作詞を手掛けるn-bunaさんの以下のコメントのように、“生まれ変わり”がコンセプトとなっているアルバムです。

全体としては、簡単に言えば前作の「言って。」に出てくる“私”が、

何度も生まれ変わりをした先でもう一度「雲と幽霊」の“僕”

出会う話が前提にあって、そのコンセプトのもとに今作の曲も作っています。

音楽ナタリー、2018、「ヨルシカースランプを抜け出した先にn-bunaが見た世界」、(2020年11月9日取得、https://natalie.mu/music/pp/yorushika02)

 

負け犬にアンコールはいらない

ここでいうアンコールとは、生命の輪廻を表現しています。
本アルバムのコンセプトの出発点となる曲となっています。

人生に名前をつけるなら 希望って言葉は違うだろ

歌詞の一部をそのまま引用

 

爆弾魔

青春の全てだった「君」が何も言わずに消えてしまう。納得がいかない。こんな理不尽な世界、壊してしまえ。
そんな抑えきれない破壊衝動を歌った曲となっています。

酷いよ、君自身は黙って消えたくせに 酷いよ全部

歌詞の一部をそのまま引用

 

ヒッチコック

「君」がいなくなってしまった世界で、どうやって生きたらいいかわからず、先生に人生相談するというストーリーです。
主人公の溢れんばかりの感情と喪失感に涙が止まりません。

先生、どうでもいいんですよ。生きてるだけで痛いんですよ。

ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。

歌詞の一部をそのまま引用

 

準透明少年

もう死んでしまった「僕」の想いを歌った曲です。
もっともっと、大好きだった「君」ともっと一緒にいたかったのでしょう。

凛として君の心象はいつの日も透明だった 何の色も形も見えない

歌詞の一部をそのまま引用

ただ君に晴れ

ヨルシカの中で最も人気の高い曲となっています。アルバムの中でも意味は知られないまま人気となっているのでしょうが、この曲は「僕」の中の、かつて「君」がいた思い出の風景を歌った、なんとも儚い曲です。

追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く

歌詞の一部をそのまま引用

冬眠

もうこの世にいない「君」を、いつまでも、いつまでも待っている。そんな曲となっています。

神様なんていないから 夢は叶うなんて嘘だから

歌詞の一部をそのまま引用

 

 

ファーストフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた』

ヨルシカの初となるフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた 』は、音楽を辞めることになった青年が“エルマ”へ向けて書き溜めた手紙や歌詞がアルバムのコンセプトとなっています。(歌詞のない楽曲も含めて)全14曲から構成されています。

藍二乗

このアルバムの主人公である青年が、とある女性へ向けた手紙の内容が綴られています。
この女性の正体は、エルマという名前の女性であることが、この後の”だから僕は音楽を辞めた”で判明します。

人生は妥協の連続なんだ そんなこと疾うにわかってたんだ 

歌詞の一部をそのまま引用

 

八月、某、月明かり

「最低だ」という歌詞が繰り返し出てきたり、「考えるのも辞めだ」「どうせ死ぬんだから」「何もいらない」と、人生に投げやりになっている主人公の心情が描かれています。主人公は何を思い、何に絶望しているのでしょうか。

音楽も生活も、もうどうでもよかった ただ気に食わないものばかりが増えた。

歌詞の一部をそのまま引用

 

詩書きとコーヒー

何も贅沢な暮らしなんて望んでいない。”君”さえいてくれればそれでいい。それ以上の幸せなんていらない。
そんな主人公の悲しい心情を歌った曲です。

想い出になる 君が詩に成っていく

歌詞の一部をそのまま引用

 

踊ろうぜ

主人公が芸術という神様に踊らされる自分のことを書いている曲です。

今が苦しいならさ 言い訳はいいからさ あぁもう、踊ろうぜほら

歌詞の一部をそのまま引用

 

六月は雨上がりの街を書く

「一人足音のパレード」「今の暮らしはi^2(藍二条)」など、他の曲と深く関連してくる(伏線回収とも言える)歌詞が多く登場します。
深く聞くことで、他の曲への理解が深まる曲です。

だってくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないのも知ってたんだよ

歌詞の一部をそのまま引用

 

五月は花緑青の窓辺から

主人公が「君」と過ごした青春時代を回想しています。
花緑青とは“明るく渋い青緑色”のことです。19世紀初めにパリで生産された有毒顔料で、ヒ素に由来する強い毒性を持っています。
この花緑青は次のアルバム「エルマ」にも登場します。

君と見上げたあの夏が いつまでだって頭上にいた

歌詞の一部をそのまま引用

 

夜紛い

この曲は「パレード」の続きとして歌詞が書かれています。
ネタバレを見ずにアルバムを順番に聞いていくと、この曲を聴いた段階くらいで、主人公の死が確定してきます。

さよならの一言で 君が後世抱えて生きていくような思い出になりたい。

歌詞の一部をそのまま引用

 

パレード

コアなヨルシカファンから人気を集める曲です。
主人公は”君”との思い出を失くさないように、最期にもう少しだけ歌を書きます。
”君の指先にはたぶん神様が住んでいる”っていう歌詞が個人的に大好きです。

もう少しでいい もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを

歌詞の一部をそのまま引用

 

エルマ

何度も描いている”君”はエルマという名前の女性であることが判ります。
エルマを思い出したときに、一番に蘇る感情は“優しさ”なのでしょう。ぽかぽかとした柔らかい曲調が印象的な曲です。
この温かさに胸をが締め付けられます…。

このまま何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま

歌詞の一部をそのまま引用

 

だから僕は音楽を辞めた

アルバムのタイトルにもなっている曲です。
主人公にとって音楽とは”人生”そのもの。
音楽という人生そのものを“辞めた”主人公の心境が描かれています。

将来何してるだろうって 大人になったらわかったよ 何もしてないさ

歌詞の一部をそのまま引用

 

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